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2011年12月13日

【環境】商船三井 外航海運におけるCO2排出規制対応で鑑定書を取得

商船三井は、CO2排出量削減のために最も効率的な運航方法を立案した計画書「船舶エネルギー効率マネージメントプラン(SEEMP)」で鑑定書を取得したことを発表した。モニタリング指標である「エネルギー効率運航指標(EEOI※)」の算出適用も含め、国際海事機関(IMO)のSEEMPガイダンスとEEOIガイドラインに従って適正に作成されていることが米国船級協会から認められたものである。

同社は、中期経営計画「GEAR UP ! MOL」の環境戦略に則って中期環境目標を策定している。この中で「輸送単位当たりのCO2排出量を2015年度までに2009年度比で10%削減」の達成に向けた省エネ運航活動に取組んでいることが客観的に評価された。

同社のSEEMPの特長として、IMOガイドラインに従ったEEOIに独自のEEOI計算手法を導入することで、問題点の把握と改善効果の確認が効果的に行える。また、船上実証実験によって裏付けられた最適トリム(水中から受ける抵抗が最も少ない船体の傾き)の適用、気象情報システム等を活用した最適航路の選定、同社が推進する「船舶維新」プロジェクトなど革新技術の適用を総合的且つ有機的に結合している。


※ EEOI(Energy Efficiency Operational Indicator)
SEEMPの効果を検証するための指標で、1トンの貨物を1マイル輸送するにあたり実際の船の運航で排出されたCO2グラム数


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】