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2011年12月12日

【流通】三井住友建設 我が国で初めて浮き屋根式タンクにウルトラドームを適用

三井住友建設は、既存の浮き屋根式タンク側壁頂部にウルトラドームを設置する雨水侵入対策工事を完成させた。ウルトラドームは、アルミニウム合金製の三角形状の骨組を組み合わせた立体フレームと、このフレームを被覆するアルミニウム合金製パネルで構成された半球形構造物。これまで上水道タンクで数多くの実績がありますが、浮き屋根式タンクへの適用は我が国で初めて。三井住友建設では、浮き屋根式タンクの長寿命化や貯蔵製品の品質確保に貢献すべく、ウルトラドームを積極的に提案していく。

三井住友建設は、1999年に我が国で初めてのアルミニウム合金製の屋根として、上水道タンクで"ウルトラドーム"を建設した。それ以来,現在までに43基のアルミニウム合金製屋根建設の実績を有しており、豊富な設計・施工ノウハウに裏付けられたアルミニウム合金製屋根のエンジアリングを展開している。一方、浮き屋根式の鋼製オープントップタンク(浮き屋根式タンク)では、雨水の浸入や、強風・積雪などによる浮き屋根の破損や揺動などが課題とされてきた。そこで、同社ではこれらの課題を解決する手段として、浮き屋根式タンクへのウルトラドーム設置を提案してきており、既に2010年5月に危険物保安技術協会から直径120mまでの浮き屋根式タンク用屋根構造物の性能評価も取得している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通