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2011年11月30日

【流通】ファルコバイオシステムズとインテージ 「電子版お薬手帳」サービス開始

ファルコバイオシステムズとインテージは、調剤薬局で発行された領収書に印字された「2次元バーコード」情報から処方情報及び医療費情報を取り込み、「電子版お薬手帳」における情報管理を可能にするSTB端末(※1)を共同開発した。また、平成23(2011)年11月より、調剤薬局を運営する日本調剤とファルコファーマシーズ及びチューリップ調剤の全店舗において同端末を順次導入し、「電子版お薬手帳」サービスを開始する。

「電子版お薬手帳」は、国立病院機構京都医療センター医療情報部長 北岡有喜博士が考案し、日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)が平成20(2008)年10月から提供している個人向け健康情報管理サービス(PHR:Personal Health Record)(※2)「ポケットカルテ(※3)」を基盤としたサービスの一つ。

同サービスは、患者が領収書に印字された「2次元バーコード」(QRコード)を携帯電話で読み取ることにより、「ポケットカルテ」に医療費明細情報と処方情報を自動的に取り込み、その情報をもとに医療費控除申請用の明細の作成及び電子版お薬手帳の利用ができる。また、同サービスは総務省が提唱する「どこでもMY病院」構想に掲げられている、処方情報の電子化にいち早く対応した機能であり、今後のPHR普及に向けた先進的な取り組みとなっている。

※1 STB端末
調剤薬局のレセプトコンピュータと接続して、患者会計時に医療費明細情報と処方情報を本端末にて変換後「ポケットカルテ」に自動送信する機能を有している

※2 PHR(Personal Health Record)
個人の医療・健康に関する情報を、自己管理の下に集約・累積した記録。また、このような記録の追記・編集・活用をサポートするツールやシステム

※3 ポケットカルテ
国立病院機構京都医療センター医療情報部長 北岡有喜博士が考案し、SCCJ、京都医療センター他3社が開発、平成20(2008)年10月からSCCJが提供している個人向けの健康情報管理サービス(PHR:Personal Health Record)。 一人ひとりの日々の健康、医療、福祉履歴情報を電子化して一元管理し、簡単に情報を閲覧可能にすることで、自身の履歴情報を根拠とした質の高い医療サービスを受診できるようになる

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通