<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2011年11月02日

【環境】商船三井 低燃費型のLNG船2隻を大阪ガスと共同保有

商船三井は、大阪ガスのグループ会社である大阪ガスインターナショナルトランスポートと、低燃費型のLNG船2隻を共同保有する事を決定した。第一船は平成26(2014)年度に、第2船は平成27(2015)年度にそれぞれ就航する予定となっている。

同社は、「低環境負荷輸送ソリューションで時代の要請に応える企業グループへの進化」を中期経営計画の環境戦略として掲げ、運航船舶の環境効率強化を目標としており、温室効果ガス・NOx・SOxなどの排出量削減に努めている。

建造されるLNG船は、4基ある球形タンクを船体と一体構造の連続カバーで覆うことにより、船体の全体強度を確保しながら軽量化を実現し、燃費を低減する。加えて、蒸気を再度加熱利用する新型蒸気タービン機関を採用することでより一層燃費を低減し、CO2排出量の抑制につなげている。

その他、天然ガスや低硫黄燃料油を燃料とすることによる硫黄酸化物の排出量抑制、船舶空荷時に錘(おもり)となるバラスト水の処理装置搭載による海洋生態系への影響軽減、シップリサイクル条約(※)への対応による船舶解撤時の環境汚染防止など、将来にわたる環境面に配慮している。

※ シップリサイクル条約
船舶のリサイクルにおける労働災害や環境汚染を最小限にすることを目的とした条約

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| その他の取組内容 【取り組み内容別】