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2011年11月07日

【アジア】NTTデータとベトナムVietUnion社 カード&ペイメント事業の一層の拡大

NTTデータは、ベトナムのサイゴン・インベストメント・グループ(以下:SGIグループ)の1社であるVietUnion Online Services Corporation(以下:VietUnion(ベトユニオン)社)と2011年10月11日にVietUnion社の株式40%を取得する資本提携を実施した。

NTTデータは、同提携を通じてベトナムでのカード&ペイメント事業の足掛かりを獲得し、CAFIS(R)等で培ってきたカード&ペイメント分野のソリューションやノウハウと、SGIグループの強みである顧客基盤や決済サービスのインフラを相互活用して、成長するベトナム市場において、先進的かつ競争力のある各種決済サービスを提供し、ベトナムおよびAPAC地域でのカード&ペイメント事業の一層の拡大を目指す。

NTTデータグループは、中期経営計画において、2013年3月期に海外売上高3,000億円、海外売上高比率20%を目標とし、海外での事業拡大に積極的に取り組んでいる。同社のコア事業の一つであるカード&ペイメント分野でも、成長が見込まれるAPAC地域を中心に積極的な事業拡大を進める。

現在、ベトナムでは中央政府、中央銀行を中心にノンキャッシュペイメントの制度整備、普及のための政策推進、必要なインフラ作りが進められている。具体的には、電気・水道・通信などの公共料金、バス・ガソリンなどの公共サービス、税徴収の非現金決済の推進、ショッピングでのカード利用の促進・優遇プログラムの実施、インターネットや携帯電話を利用した電子バンキングや電子決済の普及・推進等、多方面において決済ネットワークやシステムの整備・拡大が計画され、カード&ペイメント事業における成長市場となっている。

NTTデータは、ベトナムにおけるカード&ペイメント事業の足掛かりを築き、ベトナムおよびAPAC地域での事業拡大を目指すため、今回VietUnion社との資本提携を行うこととした。

SGIグループはベトナムにおいて、傘下に通信会社や金融機関を抱え、強固な顧客基盤を持つだけなく、工業団地やオフィスの不動産開発を手掛け、今後は商業施設等の不動産開発を計画する等、社会・生活インフラ事業の推進に取り組んでいる。

SGIグループの1社であるVietUnion社は、ベトナムで公共料金等の各種支払事業を提供する独立系事業者であり、プリペイド型ネット電子決済サービスのユーザ数ではトップシェアを獲得している。VietUnion社は今後、Web上のオンライン決済に加え、公共料金・公共サービスの収納、ショッピングの支払決済事業を推進し、ベトナムにおけるノンキャッシュペイメント社会の実現に向けてさらなる事業拡大を目指す。

NTTデータの持つ豊富なITソリューションと、VietUnion社が既に有する決済プラットフォーム、さらにSGIグループの顧客基盤を組み合わせることにより、公共料金・公共サービスの収納システムやカード決済システム基盤の整備等、ベトナムにおけるカード&ペイメント分野でのビジネス拡大に向けた事業シナジーを見込んでいる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア