<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2011年10月31日

【環境】三菱重工パーキング EVやPHVを充電できる地下式立体駐車場を連続受注

三菱重工パーキングは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)を充電できる地下式立体駐車場「plug−inプレストパーク」を連続受注した。ともに23台分の充電機能を有する平面往復式立体駐車場で、ビルの地下空間を活用する同タイプの立体駐車場としてEVやPHVの充電機能を有する装置の受注は日本で初めて。加えて、立体駐車場1基で23台分の充電機能を持つのも全国最大規模のもの。

今回受注したplug−inプレストパークは、ビルの地下空間に効率的に自動車を自動搬送・格納する平面往復式立体駐車場「プレストパーク」の改良版。2案件合わせた駐車台数は241台で、充電専用のコンセントが設置された23台分の駐車パレットをそれぞれが保有して、駐車中のEVやPHVの充電に対応する。

ともに名古屋市内に建設中のビルの主要設備として納入するもので、初号機は、関電不動産が建設中のテナントビルである東海関電ビル向け。竣工は平成24(2012)年1月の予定。建設工事を請負っている西松建設より受注した。2号機は、東京海上日動火災保険が建設中の名古屋東京海上日動ビル向けで、竣工は平成25(2013)年6月の予定。東京海上日動火災保険より受注した。

三菱重工パーキングは、三菱重工から分離・独立して発足した機械式立体駐車場メーカーで、業界としては唯一、環境省からエコ・ファースト企業の認定を受けている。EVやPHV充電機能付き立体駐車場にも早くから取り組み、今回受注したビル地下向け平面往復式「plug−inプレストパーク」のほか、地上空間を有効活用するエレベータ式「plug−inリフトパーク」、垂直循環式「plug−inタワーパーク」のラインアップを取り揃えている。

日本では、世界に先駆け平成21(2009)年よりEVの量産モデルが販売され、平成24(2012)年にはPHVの一般販売が予定されているが、運輸部門のCO2削減の切り札と期待されるEVやPHVの本格普及には、保管庫である駐車場の充電インフラ整備が不可欠。三菱重工パーキングは今後も、都市インフラ設備メーカーとして、立体駐車場事業を通じて社会の要請に応えながら、環境保全と地球温暖化防止に貢献する。


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| その他の取組内容 【取り組み内容別】