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2011年10月04日

【流通】DNP 翻訳業務支援サービス「多言語自動翻訳ソリューション」を提供

大日本印刷(以下:DNP)は、企業の翻訳業務の精度向上と効率化を支援するサービス「多言語自動翻訳ソリューション」の提供を開始した。このサービスは、DNPが企業の海外向けプロモーション支援などで培った翻訳ノウハウと、クロスランゲージが提供する自動翻訳システム「WEB−Transer」を組み合わせて、多言語翻訳に関するさまざまな課題を解決する。英語と韓国語のほか、昨今翻訳ニーズの多い中国語の簡体字と繁体字に対応している。

近年、国内の企業や自治体の多くは、ビジネスや観光などで訪日する外国人や、日本で生活する外国人に向けて、ウェブサイトやパンフレットなどを多言語翻訳して情報提供している。国内の翻訳市場は2,000億円規模(日本翻訳連盟「翻訳白書2008年度版」)で、翻訳需要の高まりに合わせて、今後拡大していく傾向にある。企業や自治体は、ひとつの情報を多様なメディアに同時に展開することが求められており、情報をより迅速かつ正確に翻訳することが重要となっている。しかし従来は、翻訳スピードを上げるために多くの翻訳者が作業を分担することが多く、翻訳者によって翻訳結果が異なることがあった。また、業界特有の言い回しや専門用語などが正しい訳語に翻訳されていることを確認する必要があり、業務負荷増大の原因のひとつとなっている。さらに、ウェブサイトの即時翻訳、国内外での社内文書の迅速な共有など、翻訳に関わるニーズも多様化している。

これらのニーズに対しDNPは、翻訳システムと高度な翻訳スキルをもつ専任スタッフなどによる人的サポートを組み合わせて、ウェブサイトや社内文書を迅速かつ高精度に自動翻訳するサービス「多言語自動翻訳ソリューション」を提供する。これにより、リードタイムの短縮、コストの低減、翻訳精度の向上を実現する。

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投稿者:gotsuat 09:40| 流通