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2011年09月22日

【流通】日清紡ホールディングス 完全人工光型植物工場で"いちご"の量産栽培に成功

日清紡ホールディングスは、徳島県の完全人工光型植物工場(※1)でいちごを量産栽培することに国内で初めて(※2)成功した。同社は植物工場で栽培したいちごを『あぽろべりー(R)』として、近日中に出荷いたします。また、引続き増産・販路選定等事業拡大に向けて取り組む。

いちごはその見た目の美しさとおいしさで年間を通して多くの需要がありますが、一般的に甘くておいしいとされる一季成りいちご(※3)の旬は冬から春になります。そのため、この時期から外れた夏から秋にかけて食品スーパーなどの店頭では生食用のいちごをほとんど見かけることはできない。

季節を問わない植物工場でのいちご栽培は各方面で研究されているが、日清紡ホールディングスは国内で初めて完全人工光型植物工場で量産栽培することに成功した。室温等、栽培環境を高度に制御・管理することで甘くておいしい一季成りいちごを、年間を通して、安定的に供給することができる。なお、『あぽろべりー(R)』は、徳島県から農産物の生産・品質管理体制を検査・認定する「とくしま安2農産物(※4)」に認証されている。

※1 完全人工光型植物工場
様々な形態がある植物工場の中でも、閉鎖環境において人工照明を用いて栽培する施設

※2 日清紡ホールディングス調べ

※3 一季成りいちご
冬から春に実をつけるいちごのこと。一般的に甘くておいしいとされている。一方、夏から秋にかけても実をつける品種は四季成りいちご(夏秋いちご)と呼ばれ、酸味が強く、米国・韓国等からの輸入が大半を占める

※4 とくしま安2農産物 安2(あんあん)
徳島県が農産物の生産・品質管理体制を認定・登録し、登録情報を公開するもの


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通