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2011年09月08日

【知識】NECとCisco Systems LTEの商用ネットワーク構築で協業

NECは、Cisco Systemsとグローバル市場向けLTE商用ネットワークの構築や販売活動に関して協業する。この協業により、NECのLTE無線基地局(eNodeB(※1))やモバイルバックホール(※2)、Cisco Systemsのモバイルコアシステム「ASR5000」など、LTEのネットワーク構築に必要なトータルシステムを共同で提供し、世界各国の通信事業者のLTE商用サービス実現に貢献する。なお、両社の装置からなるトータルシステムは既に相互接続試験を終了しており、商用ネットワーク構築のための準備が完了している。

NECは、マクロセル対応製品からスモールセル対応製品までLTE無線基地局を揃えています。また、世界最高レベルのアンプ(増幅器)効率による小型化や低消費電力設計、SON(※3)などの最新技術の採用により、基地局を効率的に構築・運用することが可能となっている。

Cisco Systemsのコアネットワーク装置は、2G/3Gコアネットワーク市場においてトップレベルの納入・稼動実績を有しています。運用中の既存サービスからLTEへのスムーズな移行が可能であり、事業者のサービス動向やネットワーク構成に応じて最適なマイグレーション・シナリオを提供する。


※1 eNodeB:evolutional Node B

※2 モバイルバックホール
点在する多くの無線基地局を収容し、モバイル端末からのデータトラフィックをモバイルコアネットワークへ転送するアクセスネットワーク

※3 SON:Self Organizing Network
ネットワークの設定や最適化を自動化し、構築と運用の負担を軽減して安定した運用を実現する機能。LTEに導入され、基地局や端末から無線信号の受信レベルや、データ転送速度などの情報を収集・分析し、自律的に基地局の送信電力などの設定を変更する


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識