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2011年09月07日

【流通】伊藤園、「茶配合樹脂」を使用した「お茶殻入り空き容器回収BOX」を導入

伊藤園は、アートファクトリー玄と共同で独自の『茶殻リサイクルシステム』を活用し、茶系飲料残渣(茶殻)を配合したリサイクルボックス「お茶殻入り空き容器回収BOX」を開発、2011年9月より伊藤園の全営業拠点で取り扱いを開始する。

伊藤園は、茶殻をポリプロピレンやポリエチレンなどに配合した「茶配合樹脂」を開発し、これまでボールペン、フィルム、ベンチなどの製品に活用しているが、今回、茶配合樹脂を活用した「お茶殻入り空き容器回収BOX」をアートファクトリー玄と共同開発した。

「お茶殻入り空き容器回収BOX」は、本体とふたに茶配合樹脂を用いることにより、お茶の香りや消臭性が付与された機能性リサイクルボックス(ゴミ箱)で、「お茶殻入り空き容器回収BOX」1基に「お〜いお茶」500mlペットボトル約36本分に使用された茶葉(茶殻)が配合されている。

また、茶殻には植物として吸収した二酸化炭素が炭素分として固定されているが、「お茶殻入り空き容器回収BOX」にも1基あたり約235g−CO2(※)の茶殻由来の炭素分(二酸化炭素換算)が固定される計算となる。2011年度は6,000基以上の「お茶殻入り空き容器回収BOX」の導入を検討しており、6,000基で計算上約1.4t−CO2の茶殻由来の炭素分(二酸化炭素換算)が固定される。

※ ヤナコHCNコーダー MT−700HCN型(ヤナコ分析工業製)により炭素量を測定

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通