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2011年08月30日

【知識】NTTドコモ・NEC・マイファーム 東日本大震災で塩害を受けた農地の復興に向けて業務提携

マイファームとNTTドコモ、NECは、東日本大震災の津波により塩害を受けた農地の復興支援事業に関して、業務提携を行う。

東日本大震災の影響の津波による塩害により、東北地方の太平洋沿岸の多くの農地では耕作が出来ない状態となっている。3社はマイファームの有する塩害除去の技術と、NTTドコモやNECが有する各種センサー活用のノウハウを活かすことにより、塩害を受けた農地の復興に貢献する。

マイファームが新たに開発した塩分を分解する微生物を活用した塩害土壌改良材は、塩害を受けた土壌に混ぜこむことで、農地を再生することができる。今回の業務提携により、3社は本改良材の普及に向けた取組みを行う。なお、同改良材はマイファームにて生産を行い、マイファームは自らが支援する東北の農家の農地再生を行う。また、塩害を受けた農家などに対して土壌改良材の販売を2011年9月から開始する予定にしている。

NTTドコモとNECは、マイファームが支援する塩害を受けた農地にNTTドコモの環境センサーネットワーク(※1)のセンサーおよびNECの農地用センサー(※2)を設置する。各センサーにより降雨量や土壌の塩分濃度等を計測し、NECのM2M(Machine to Machine)サービス基盤を活用して、同改良材の効果測定を行う。測定されたデータは、同改良材の販売時に塩害を受けた農場にデータを無償で提供する。

※1 NTTドコモの環境センサーネットワーク
全国のロケーション約2,500カ所に、降雨量など大気のデータを計測するセンサーを設置し、携帯電話ネットワークを活用し収集するネットワーク。計測データは企業や自治体へ提供する。

※2 NECの農地用センサー
土中の温度、水分や塩分濃度、さらに周辺の日照量、温度、湿度を計測し、その計測データをNECのクラウドサーバに送信・蓄積する機能をもつ。

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投稿者:gotsuat 09:35| 知識