<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2011年08月18日

【物流】国交省 東北でITSスポットサービス開始

東日本大震災により延期となっていた東北地域でのITS(高度道路交通システム)スポットサービスについて、国土交通省(国交省)は今月12日よりサービスを開始することを発表した。既に東北地域以外では同サービスが提供されており、今回の東北地域のサービス開始により全国の高速道路でのサービスの利用が可能となった。

ITSスポットとは、高速道路上を中心に設置されており、自動車に搭載されたITS対応カーナビとの高速・大容量通信により道路交通情報や画像をドライバーに提供するものである。基本サービスとしては、広範囲の渋滞データを受信し、カーナビが最適ルートを選択する「ダイナミックルートガイダンス」、事前の注意喚起によりドライブ中のヒヤリ・ハットを減らす「安全運転支援」、「自動料金システム(ETC)」の3つがある。

降雪、積雪の多い東北地域では、冬季の路面状況、積雪状況の画像等を、チェーン着脱場などの手前で提供することで、事前のチェーン装着やルート変更の判断をしやすくするなどして、安全運転できるようにする。その他、越波危険箇所(東名由比付近3箇所)、トンネル内等危険箇所(東京港トンネル、大阪港線阿波座等8箇所)でも画像情報の提供を実施する。又、全国的なサービスとして、地震発生時には、緊急の規制情報等をITSスポットで提供し、自動車を適切に誘導するようにする。

今後は関東、中部地域の一般道でも、大雨等の災害対策上必要な区間については、同年度中にサービスを先行実施する予定。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連