<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2011年08月22日

【アジア】富士フイルムとインド社 日本国内向けジェネリック医薬品事業で業務提携

富士フイルムは、ジェネリック医薬品大手企業であるDr.Reddy’s Laboratories Ltd(ドクターレディーズラボラトリーズ、以下:DRL社)と、日本市場向けのジェネリック医薬品事業で業務提携し、日本国内に合弁会社を設立する基本合意を締結した。新会社は、高品質かつ競争力のあるジェネリック医薬品を開発・製造し、平成26(2014)年の市場導入を目標に準備を進める。

国内においては、政府が「平成24年度までに後発医薬品の数量シェアを30%以上にする」という目標を掲げ、患者負担の軽減や医療費抑制を目的に、先発医薬品に比べて安価なジェネリック医薬品の普及を図っている。一方、ジェネリック医薬品を、今後ますます普及させていくためには、医療機関や患者にとってこれまで以上に安心して使用できる、高品質な製品を安定的に供給することが求められる。

富士フイルムが業務提携するDRL社は、インドではトップクラスで、世界でもトップ10に入るジェネリック医薬品の開発・製造・販売会社で、売上の31%を北米、22%を欧州、15%をロシア、32%をインドを含むその他地域で占めている。両社は、基本合意に沿ってジェネリック医薬品の開発・製造の新会社(出資比率 富士フイルム:51%、DRL社:49%)を設立する。

新会社では、富士フイルムが写真フィルムで培った高度な品質管理技術や生産技術と、DRL社がグローバル展開の中で蓄積してきた原薬や製剤中間体の低コスト生産技術などを融合して、高品質でコスト競争力に優れたジェネリック医薬品を開発・製造する。また、日本市場のニーズを取り入れた製品設計を行なうことで、信頼性の高いジェネリック医薬品を提供し、さらなる普及を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア