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2011年08月23日

【アジア】NEC 中国大手自動車会社向けにTMSを納入 

NECは、中国大手自動車会社・北汽福田汽車の物流部門である北京宝供福田物流向けに運送管理システム(TMS: Transport Management System)を納入した。同システムは、自動車の受注・運送・運送料金の計算などの業務プロセスを可視化し、効率的な運行業務のモニタリングに貢献する。

宝供福田物流は、北京に管理センターを置き、中国9省で完成車と自動車部品の運送を行っている。北汽福田汽車は、中国における商用車メーカー最大手であり、2010年は商用車販売台数68万台を達成した。親会社の販売台数の増加に伴い宝供福田物流では、運送の可視化と運送情報の管理が課題となっていた。

NECのTMSは、運送のリアルタイムかつ柔軟性の高いモニタリングを通じて、受注・出荷から代理店への配送までの業務プロセスの可視化を実現する。これにより、管理センターでは、各車両の入庫・出庫・配送などの状況が把握でき、配送途中に顧客から急な変更依頼を受けた際でも、TMS上で別の車両からそのニーズに合う車両を選択し対応するなど、配送計画の変更に迅速な対応ができる。

宝供福田物流はTMSにより、これまで手作業で行っていた受注処理、運賃計算、配達状況の帳簿記入などにかかる時間を約30%短縮することができた。また、業務全過程のモニタリングと事故発生地点を通過する運送車両への事前警告機能などにより、計画的な配送が可能となり顧客へのサービスレベルが向上した。

TMSは日本においては、地域配送、集荷物流、配送センターと物流センターの間の貨物輸送などさまざまな輸送形態で数多くの実績がある。


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア