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2011年08月05日

【物流】東北方面高速無料化 8月末で制度終了も

東北方面で実施している高速道路の無料化制度を、目的外で利用し、料金支払いを逃れている事態が発覚したことについて、大畠国土交通相は「制度を悪用している状況は、誠に残念。悪用が続くようであれば、平成23(2011)年8月31日をもって制度を終わることも検討せざるを得ない」と、8月以降の制度延長を行わない可能性を示唆した。

同年6月20日の無料開放後、東北方面への輸送とは無関係なトラックが無料エリアの水戸インターなどでUターンをして料金を支払わない事例が報じられており、国交省は7月22日付で全日本トラック協会に向けて、本施策の趣旨にそぐわない悪用行為は止めるように強く要請している。

今回の高速無料開放は、被災地域復旧・復興のための施策であり、一部の心ない事業者が無料で走り抜けていることに対して「トラック業界内で厳しく指導するべき。それでも制度を悪用しているということが続けば、8月いっぱいで制度を終了することもやむを得ない」としている。

また、「トラックを無料化にするという役割はある程度終わったのか」との質問に対しては、復旧・復興の観点から「終わったとは思っていない」と述べ、「適正に制度を活用する状況になれば、第3次補正予算とも絡んで、継続することも視野に置いて考えていきたい」としている。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連