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2011年08月05日

【流通】日立情報システムズ クラウド型のダイヤ作成サービス「SmartDia」を開始

日立情報システムズは、全国の鉄道会社向けに「鉄道輸送計画」(以下:ダイヤ)を短期間で容易に作成できるクラウド型のサービス「SmartDia(スマートダイヤ)」の提供を開始した。

全国には、高額な導入費用や保守・運用費用が発生するという理由から、鉄道ダイヤを作成するシステムを導入できない、またはリニューアルできないという悩みを抱える鉄道会社が多数存在する。こうした背景から、日立情報システムズでは「ハイパーダイヤ」をはじめとするダイヤ関連システムの豊富な開発実績を活かし、月額料金で利用できるクラウド型のダイヤ作成サービス「SmartDia」を開発した。

「SmartDia」は、「鉄道線」、「軌道線(路面電車)」、「LRT(Light Railway Transit)」に対応したダイヤ(「列車運行計画」、「車両運用計画」、「乗務員運用計画」)を短期間で容易に作成できる。ダイヤ改正やイベント等による臨時ダイヤ検討の際、車両や乗務員の運用計画を簡単に組むことができるため、限られた検討期間内に多彩なシミュレートを行うことができる。既に2011年7月から先行して提供している広島電鉄では、「鉄道線」と「軌道線」が混在する路線のダイヤを従来の1/5の時間で作成できた。また、路線間の「繋ぎ」の作成やダイヤの合理性も簡単にチェックできます。さらに、日立情報システムズの強みである仮想化技術、セキュリティ技術、データセンタの運用技術を活かし、高信頼性と低コストを両立したサービスとして提供する。

今後、日立情報システムズでは、「SmartDia」の多言語(英語、中国語他)対応を進め、日立グループが取り組む鉄道事業のグローバル展開に対応できるサービスとして強化を図る予定にしている。また、バスダイヤへの対応も進め、海外の都市交通基盤として導入が進むLRTと鉄道・バスの乗り継ぎなどのグローバルニーズを取り込み、地球規模の環境問題や日本や欧米の高齢化社会到来に向け、人と環境にやさしい質の高い街づくりのサポートを目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通