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2011年08月03日

【知識】三菱倉庫・日本航空・Jupiter Global Limitedと業務提携

三菱倉庫、日本航空(JAL)、Jupiter Global Limited(以下:Jupiter)は、三社間業務提携契約を締結する。また、三菱倉庫は、Jupiterによる第三者割当増資を引き受けることで、Jupiterの株式を取得する。Jupiterは三菱倉庫のの持分法適用会社となる見込み。

三菱倉庫は、経営計画(2010−2012)において、「グローバル化に対応した国内外一体のロジスティクス事業の拡充」を基本方針の一つに掲げ、中国その他のアジア地域に重点を置いて、事業基盤の整備、強化に取り組む。とりわけ、航空貨物業務に関しては、国内外の有力フォワーダーとの提携を視野に、新たな事業展開を検討していた。

一方、日本航空の連結子会社であるJupiterは、香港に本社を置き、中国その他のアジア地域において充実したネットワークと豊富な輸送実績を有する航空貨物フォワーダーで、近時は、日本航空の貨物事業再構築の中核を担うとともに、海上貨物フォワーダー業務、保管・配送業務等を含めた総合物流業者としての業容拡大を志向していた。

三菱倉庫は、日本航空及びJupiterとの間で、事業戦略に関する情報交換、提案等を行った結果、サービス品質の重視、中国・アジアを中心とした営業拠点の増強等、互いの基本方針が一致していることを確認できたことから、同社のロジスティクス事業、特に中国・アジアにおける航空貨物の取扱拡大のための有力なパートナーを得る好機と判断し、3社間で業務提携を実施することにした。

この業務提携で、三菱倉庫は、主として中国・アジアにおける航空貨物フォワーダー業務でJupiterのネットワークを利用しロジスティクス事業の拡大を図るとともに、海上貨物フォワーダー業務、保管・配送業務等においてはJupiterの業容拡大を支援する。

3社は、それぞれのノウハウ、人材、機材、施設等を合理的に相互利用すること等により物流事業の営業力の強化、業務の効率化を推進することとし、そのための具体的な協業体制については、今後3社間で協議のうえ、業務別・地域別に施策及び役割分担を取り決め、速やかに実行に移す。主要な施策としては、共同セールス、オペレーション業務の協業化(それぞれ地域を限定して実施の予定)、航空貨物のサービス品質の向上に関する共同研究・開発等を予定している。

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※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識