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2011年07月22日

【知識】大阪ガスグループと尼崎市 水道事業者向けマッピングシステムを共同開発

大阪ガスと同社のグループ会社・オージス総研は、尼崎市水道局と水道事業者向けマッピングシステムを共同開発することに合意した。

マッピングシステムは、ガス導管網や水道管等の設備情報を地図データベース化して管理するシステムで、設備図面の作成・管理や工事計画・設計・管理、修繕業務等に活用されており、業務の効率化と保安の向上に寄与している。今回3者で共同開発される水道事業者向けマッピングシステムは、オージス総研が開発し大阪ガスで活用されているガス事業者向けマッピングシステム「MAPシステム」をベースに、尼崎市の水道業務ノウハウ、大阪ガスの設備管理システムノウハウ、およびオージス総研のシステム開発力を活用して、水道事業者向けにカスタマイズされる。

この新しいシステムは、オージス総研によってクラウドサービスで提供されることにより、安価で高セキュリティーな環境を実現できるため、水道事業者にとっては初期システム導入費用を抑えられるというメリットがある。尼崎市水道局は、オージス総研の協力の下で既存の水道管の図面をマッピングシステムへ初期入力する作業に着手し、平成24(2012)年度までにマッピングシステム向けのデータベースを構築した後、平成25(2013)年度からオージス総研のクラウドサービスを活用したマッピングシステムの運営を本格的に開始する予定にしている。さらに、オージス総研は、ガス導管や水道管等の地下埋設物を中心とした地図情報システムの管理・運営を受託する「マップメンテナンスBPOサービス」の一環として、水道管の地図情報のデータ更新を行なうマップメンテナンスサービスを提供していく予定。これにより、尼崎市は、管理・運用業務のコストダウンと職員のコア事業への集中化を図ることができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識