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2011年07月21日

【物流】国交副大臣 被災地の鉄道路線復旧を積極支援

池口国土交通副大臣は、平成23(2011)年7月11日に行った記者会見で、東日本大震災による被災地の復興計画について、「全ての鉄道の復興・復旧」を重要課題として挙げており、具体的には「三セクの復旧」と「新たな沿岸路線の敷設」の2つの方法を示した。

1つ目の「三セクの復旧」とは、三陸鉄道など既存の施設を活用した現行ルートのレール輸送を再生することである。しかしながら、三セクだけで復旧費用を工面するのは困難であると考え、現行の法的な枠組みでだけでの支援は難しいことを述べた。そこで、今後、3次補正予算等計画の中で必要な支援策を検討していく必要性を明らかにした。

2つ目の「新たな沿岸路線の敷設」とは、駅や線路そのものが津波で流されており、以前のまま復旧することはなかなか難しいので、今後のまちづくりと併せて、新たな鉄道路線を敷設するということである。池口副大臣は、現在、沿線の地方自治体、JR東日本、東北地方整備局、東北運輸局がメンバーである復興調整会議が路線ごとに始まっていることを述べ、新たなレール輸送への動きが進行中であることを紹介した。具体的にはJR仙石線・石巻線、JR山田線、JR大船渡線・気仙沼線、JR常磐線等が復興に向けた調整会議を発足し、新たな鉄道輸送システム作りの調整が進められている。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連