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2011年07月20日

【環境】商船三井 ハイブリッド自動車船を竣工予定

商船三井は、自然エネルギーを利用したハイブリッド自動車船が平成24(2012)年6月に竣工予定であることを発表した。

同船には、三菱重工業、三洋電機と共同開発した太陽光発電システムとリチウムイオン電池を組み合わせたハイブリッド電力給電システムを搭載する。

同システムは、甲板上に搭載した太陽光パネルによって発電された電力を、リチウムイオン電池に蓄電するというものである。蓄えられた電力は、港内停泊中に利用し、この電力によって、船内の電力全てを賄うことができる。そのため、ディーゼル発電機の完全停止が可能となりCO2排出量の削減に貢献される。なお、重量物であるリチウムイオン電池は船底に搭載し、固定バラスト(※)とすることで載貨台数に影響を与えることが無い設計となっている。

※ 固定バラスト
  船体の安定を保つために船底やタンクに積むおもり。通常、商船では海水を用いる。

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投稿者:gotsuat 09:50| 環境配慮型輸送用機器導入【取り組み内容別】