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2011年07月26日

【アジア】ANAラーニング テンプスタッフ 日系企業を中心に上海で研修事業開始

ANAラーニングとテンプスタッフは上海での研修事業に関して業務提携契約を締結しサービスを開始した。

2010年中国都市部の一人当たり純所得は2005年に比べ1.64倍、GDPはアメリカに次ぐ世界2位と経済成長を続けている。特にGDPに占めるサービス業の割合は30年前と比べ1.74倍に拡大し、中国は「世界の工場」から「世界を代表する消費市場」へと変化している。拡大する市場をにらみ、飲食、コンビニエンスストア、ウエディング関連、スポーツクラブ、料理教室など幅広いサービス産業が、日系・欧米企業問わず多数進出している。消費者の高付加価値・高価格志向は上昇傾向にあり、接遇・マナーやホスピタリティの向上が競争力の源泉になると位置づける企業も少なくない。

これら需要に対応するため、ANAラーニングとテンプスタッフが業務提携し、中国/上海において、中国人社員のマナーやホスピタリティ向上を目指す日系企業に対し、接遇&マナー研修事業を開始する。なお同研修事業は、中国/上海においてサービス提供を行うことから、テンプグループの上海現地法人であるテンプスタッフ上海がサービス提供を行う。

ANAラーニングでは、ANAの客室乗務経験のある中国人講師の育成、接遇&マナー研修教材の中国語版の作成を手掛け、テンプスタッフ上海が企業ニーズの開拓や研修サービスの提供を行う。ANAラーニングの接遇&マナー研修は、エアラインランキング(※)に連続ランクインしてきたANAで培ったホスピタリティやサービス実績に基づくきめ細やかな研修として定評がある。加えて、テンプグループがこれまで人材ビジネス事業で培った日系企業への強固なネットワークを活用し、研修ニーズを掘り起こす。また、研修をANAの客室乗務経験のある中国人講師が行うことで、日本式サービスと中国文化を踏まえた組み立てや進行ができ、参加者は研修を通じ、中国で望まれている高付加価値サービスやホスピタリティを習得することができる。これらの強みを生かし、同事業開始を通じ、上海に進出する日系企業のサービスおよびホスピタリティ向上を支援する。

※エアラインランキング
2008〜2010年まで連続4位、エイビーロードエアライン・ランキングより

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア