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2011年06月16日

【知識】メディネットと韓国NKBIO社とNK細胞の培養法で技術提携

メディネットは、韓国NKBIO社(NKBIO CO., LTD.)が保有するナチュラルキラー細胞(※ 以下:NK細胞)の培養法の技術検討を行なうとともに、メディネットが保有する細胞培養に係る独自技術、ノウハウ等への応用について、NKBIO社と合意した。

メディネットは、これまでαβT細胞、γδT細胞、CTL、及び樹状細胞に係る開発と実地医療への応用を進めており、革新的な治療技術を患者様に迅速かつ効率的に提供すべく、大学、研究機関、企業等とのオープンイノベーションによる開発を進めている。NKBIO社は、活性化自己NK細胞を細胞医薬品としてKFDA(韓国食品医薬品安全庁)に薬事承認申請をし、条件付きで品目許可を得て、韓国内において現在、臨床第III相試験を実施している。

メディネットは、自社においてNK細胞に係る培養法の開発や応用等を進めていたが、提携により両社の保有する高度な細胞培養技術、ノウハウを融合することで、より安全性が高く、効率的なNK細胞治療技術の確立と、実地医療への応用を早めることで新たな治療選択肢をグローバルな視点で患者様に迅速な提供を目指す。

※ ナチュラルキラー(NK)細胞
NK細胞は、がん化した細胞やウィルス感染細胞に細胞死を誘導し排除する、自然免疫細胞の1種です。末梢血中リンパ球の最大15%を占めます。細胞表面に抗体の受容体を発現しており、抗体依存性細胞傷害(ADCC)活性を有する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識