<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2011年06月07日

【知識】東芝 中国・清華大学とのエネルギー・環境分野での研究開発の連携強化

東芝は、中国・清華大学とエネルギー・環境分野における研究開発での連携を強化する。これまで、共同研究を進めてきたテーマに加え、電気鉄道システム、電気/ハイブリッド自動車、ビル省エネ技術、水処理プロセスなど、同社の社会インフラ事業領域全体に対象テーマを拡大し共同研究を開始する。

東芝と清華大学は、2007年にエネルギー・環境分野の共同研究をスタートさせて以降、2008年4月には、両者の熱工学系を主体に共同研究を行う機関として「清華大学(熱工学系)−東芝 エネルギー・環境研究センター」を設立した。同センターでは、蒸気タービン翼など各種電力機器の高性能化・長寿命化や省エネ技術、スマートグリッドやCCS(CO2分離・回収技術)の開発といった地球温暖化対策技術など、同社の社会インフラ事業に関連する複数のテーマで共同研究を進めている。これまで、河川水を用いた水車発電プラントの耐摩耗技術開発や広域水質監視システムへのバイオセンサーの適用拡大など、中国特有の事象に適合した製品投入に向けた基礎的な技術開発を完了し、一部は実証段階に入るなど成果をあげてきた。

今回、清華大学と研究センターに関して、新たに大学レベルで共同研究を行う包括的な基本契約を締結したことで、より多岐にわたる領域での共同研究が可能になった。研究センターで得られた共同研究成果は、省エネ・環境分野における新製品開発等に反映していくとともに、清華大学と東芝の双方に帰属させることで、中国における省エネ・環境の推進、資源節約・環境保護型社会の実現に役に立てる。

■関連ニュース
【知識】東芝など 中国・天津でビル向け省エネ事業の推進に向けて協力関係を構築 2011年06月03日
【知識】東芝 韓国の風力発電機器メーカーと業務提携 2011年06月02日

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識