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2011年06月03日

【環境】富士電機・JAL・アイ・ティ・イー 冷蔵・冷凍保存輸送技術の事業化に向けた検討を開始

富士電機・JAL・アイ・ティ・イーは共同で、流通分野において冷蔵・冷凍保存輸送技術を活用した事業化に向けた検討を開始する。背景として、従来のドライアイスを使用する保冷では一定温度を長時間保つことが困難であり、また大量の二酸化炭素を排出することが問題視されていた。

今回、アイ・ティ・イーが開発した蓄冷プレート、「アイスバッテリー」を使用し、富士電機が持つ冷凍・冷蔵機器の実績、食流通における冷凍・冷蔵技術のノウハウ、JALの空輸システムやノウハウを活用する。これにより厳格な温度管理が必要とされる生鮮食品や輸血用血液などの医薬品の安定的な長時間輸送が実現できるとしている。

アイ・ティ・イーが開発した「アイスバッテリー」には以下の特徴を有している。

 ・省エネ : 輸送中やシステム利用中の電力が不要で最大50%電力削減が可能。
 ・一定温度 : 外気温が40℃以上でも、−20℃〜+8℃の範囲で温度を一定に保持。
 ・長時間 : 最長で120時間以上の温度保持。
 ・CO2削減 : ドライアイスを使用しないので大幅なCO2削減が可能。
 ・低コスト : ドライアイスなどの保冷システムと比較し、コスト約60%削減。


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投稿者:gotsuat 09:50| その他の取組内容 【取り組み内容別】