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2011年06月02日

【知識】東芝 韓国の風力発電機器メーカーと業務提携

東芝は、韓国の風力発電機器メーカーのユニスン社と風力発電機器の共同開発や販売などにおける業務提携した。同時に、ユニスン社の転換社債400億韓国ウォン(約30億円)分を引受ける予定で諸手続を開始した。

近年、環境意識の高まりにより、水力発電や太陽光発電、地熱などの再生可能エネルギー利用に対する需要が高まっている。風力発電は、欧米で普及が急速に進んでおり、今後中国やインドなどの新興国での需要が高まると予想される。全世界での風力発電の設置容量は2008年の120GWから2020年には477GWと、約4倍に増える注と見込まれている。東芝は、そのようなニーズに対応するため、風力発電システム事業に参入する。

ユニスン社は、韓国で最も歴史のある風力発電機器メーカーで、ギアがなく、耐久性の高い永久磁石同期型発電機を用いた「ダイレクトドライブ方式」の風車技術や高効率な羽根を持った風車に関する技術を保有している。また、コスト競争力の高い製品を作ることができ、合計1,000MW分の豊富な製造能力を持っている。

今回の業務提携により、両社と販売提携を行い、東芝の拠点を通じ、ユニゾン社の製品を積極的に拡販し、ユニスン社と共同で東芝が持っている蒸気タービン向けの流体力学などの設計技術を風車の設計技術に応用し、より高効率な風車を共同で開発することを検討している。

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※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識