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2011年05月17日

【流通】マックス 日付・時刻補正機能などを備えたラベルプリンタ発売

マックスは、食品の原材料や賞味期限などを表示する「一括表示ラベル」や「バーコードラベル」が簡単に作成できる感熱ラベルプリンタに、品質の向上と作業者の負担軽減を目的として、既存機種のユーザーから集めた要望を基に機能アップを図った「LP−55SIII」シリーズ2機種を2011年5月16日から発売した。

ファーストフード店やコンビニエンスストアなど多店舗展開するチェーン店はもちろん、小規模な小売店においても、食品の日付をはじめとする表示の管理はアルバイト・パート勤務者が日常的に行っている。そのため、未然にヒューマンエラーを防ぐ策として、本部が食品表示の内容を一括管理できて店舗に手間なくデータで転送できるネットワーク機能(LAN)が望まれていた。

今回、マックスのラベルプリンタラインナップの中でも中核機種である「LP−55SII」シリーズをベースに、LANを標準搭載することで、レイアウトの送受信やネットワークを通じて正確な日時を自動で修正する“時刻補正機能”も併せて追加するなど、使い勝手の向上を実現した。また、メニュー変更などで生じるラベルレイアウトの更新作業を効率化するために、データを本体に保存する内部メモリを搭載し、本体を使用中でもデータの移動は市販のUSBメモリを使って行うことができる。

食品の産地偽装や消費期限の改ざん事件など、相次ぐ食に関するトラブルへの消費者不安の高まりを受け、2009年に消費者庁が創設されて以来、「食品ラベル」は、より一層の正確性が求められるようになった。また、偽装や改ざんなどの故意によるものではなく、ヒューマンエラーによる日付の押し間違えなどでの誤表示にも商品の回収作業が必要になることが多く、信頼も失うことから、多くの業者がラベルプリンタを導入している。

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※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通