2011年04月26日
【物流】貨物鉄道輸送 東北線全線で運行再開
国土交通省鉄道局は平成23（2011）年4月21日（14時半）、東日本大震災で不通となっていた東北線は全線で運行を再開していると発表した。これに伴い、コンテナ列車の運行では同日から日本海ルートを迂回する輸送を終了し、東北線経由の運行を再開した。
また、東北向け石油列車は、「横浜（根岸駅）〜盛岡行（※）」においても、同日から日本海ルート経由を終了し、東北線経由の運行を開始している。この復旧により、東北向け石油列車は1日最大2本運行となり、1日当たりの輸送量が最大約1,900kl（日本海ルート経由では最大約1,400kl）へ増強される。
なお、これまで日本海ルート経由で運行していた盛岡行の石油列車輸送実績（3月19日〜4月20日到着分）は、以下の通り。
東北線全線で運行が再開したことにより、輸送時間の大幅な短縮や、緊急支援物資などの輸送力増強が期待されている。その一方で、常磐線の土浦駅以北と八戸臨海鉄道、岩手開発鉄道、仙台臨海鉄道、鹿島臨海鉄道（鹿島臨海線）の各貨物鉄道については、運行再開の目処が立っていない。
※1：元来、仙台〜盛岡間で石油輸送を行っていたが、仙台の製油所が復旧していないため、横浜から臨時列車を運行している。
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投稿者：gotsuat 09:45| 物流事業者
