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2011年04月20日

【物流】JR貨物 平成22年度輸送実績

JR貨物は、平成22(2010)年度の輸送実績(速報)をまとめた。

これによると、上半期は輸送産業をはじめ製造業に生産回復が見られたことに加え、記録的な猛暑により季節物資の発送が旺盛となり、大幅な増送となった。下半期は、家電エコポイント制度などの効果で堅調に推移していたが、3月11日に発生した東日本大震災以降は、震災による輸送障害及び製造業各社の被災に伴う生産中止、サプライチェーン寸断による生産低迷の影響を受け、3月は高速貨1,703本、専貨111本が運休した。これにより、平成22年度全体の運休本数は高速貨2,819本、専貨136本となり、前年度に比べ高速貨は1,731本、専貨は103本、運休が増加した。

主力のコンテナ貨物は、家電・情報機器がモーダルシフトの進展等により大きく増送となったほか、自動車部品、紙・パルプ、化学工業品なども前年の大幅減産の反動により増送となり、年度全体で対前年比100.6%の2,048万6千トンとなった。
車扱貨物は、石油、セメント・石灰石をはじめ全ての品目が前年を下回り、年度全体で98.2%、1,050万5千トンとなった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者