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2011年04月20日

【流通】東芝 想定外の機器に接続されると瞬時にデータを無効化する2.5型HDDを世界で初めて製品化

東芝は、世界で初めて(※)、想定外の機器に接続されると記録データを瞬時に無効化する機能を搭載した2.5型HDDとして、640GB記憶容量の「MK6461GSYG」など5機種を製品化し、2011年6月下旬から量産を開始する。HDD盗難による情報漏えい防止策や廃却時などのデータ無効化に有効な製品として、デジタル複合機をはじめ、POSシステムやパソコンなど用途に応じて利用できる。

同製品は、HDDへの電源供給が断たれた場合にデータを瞬時に解読不能にするという、暗号化技術を応用した東芝独自の技術をベースに、より汎用性を持たせたセキュリティ機能を搭載した。HDD本体が、搭載されたデジタル複合機やPOSシステム、パソコンなどの機器と認証を行い、あらかじめ決められた機器以外のシステムからアクセスされた場合に、自動でデータを無効化する。

現在、情報漏えいの防止策として多く採用されている暗号化機能を搭載したHDDでは、搭載機器からの指示でのみデータの無効化が可能だが、同製品は搭載機器からの指示がなくても自動的にデータを無効化できるため、HDD盗難に対しても情報漏えい防止が図ることができる。

東芝は、デジタル複合機、POSシステム、パソコンなど向けに、同製品をラインアップし、高度なセキュリティレベルを要求されるユーザーのニーズに応えるとともに、今後、この技術を応用したSSDの製品化も検討する。さらに、東芝ブランドでも同製品を搭載したデジタル複合機、POSシステム、パソコンなどを企業向けに展開していくことで、ICT社会における情報セキュリティ強化を推進し、安心・安全な社会の実現を目指す。

※ 2011年4月13日現在(東芝調べ)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通