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2011年04月07日

【環境】商船三井 最適トリムシステムで最大4%の省エネ効果を確認

商船三井は三井造船昭島研究所と共同で、船舶の最適トリムシステムを開発したと発表した。最適トリムシステムは同社の船長の豊富な経験に基づいた船舶の航行姿勢の知見を水槽試験・実践試験を通じて定量的に評価し、乗組員が活用しやすいようにグラフ化したものである。

船舶における「トリム」とは船体の長さ方向の傾きのことで、同社は今回の水槽試験の結果で船首に向かって下に傾く「船首トリム状態」で造波抵抗が低減することを確認した。

このシステムを6,400台積み自動車船に適用して検証した結果、従来と比較して最大4%の燃費改善効果が確認できたとしている。またこのプロジェクトは自動車船以外の船種への適用を含め、同社が推進している次世代船構想「船舶維新」プロジェクトの要素技術の一つであり、最適運航システムと組み合わせ更なるCO2排出量削減を積極的に進めるとしている。

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投稿者:gotsuat 09:50| その他の取組内容 【取り組み内容別】