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2011年04月07日

【物流】全ト協 政府要請トラック緊急物資輸送累計

2011年3月11日の東日本大震災の発生以来、政府からトラック事業者への協力要請による、全国各地から被災地へ向けての緊急物資の輸送が行われている。

全日本トラック協会(全ト協)が政府の緊急災害対策本部の要請を受けて手配した緊急輸送物資は、同年4月5日 18:00時点の累計で食糧品が1,466万1,332食、飲料水が350万6,317本、毛布等が45万8,158枚に至った。被害が大きかった宮城県は、食糧品・飲料水・毛布等の全てにおいて最多値を占め、食糧品で見ると全体の約半分(48%、705万3,792食)を占めている。次いで多かったのが福島県で547万1,070食、岩手県で196万4,762食、茨城県で15万508食、その他地域で2万1,200食となった。緊急物資の中には発電機や反射式ストーブといった暖房器具、トイレなどの衛生設備、ラジオ、テント等も輸送されている。

また、配送先地点数から見ても宮城県が最も多く549地点、次いで福島県が518地点、岩手県が344地点、茨城県が40地点、その他地域が15地点で合計1,466地点となり、政府による緊急輸送手配車輌台数は全体で1,255台、都道府県による緊急輸送手配車輌台数の参考値(3,010台)も含めると4,000台超えとなった。

全日本トラック協会及び各都道府県のトラック協会は、今回の未曾有の規模の緊急輸送に対し、引き続き総力を挙げて輸送力を確保するとともに、緊急輸送を通じて被災地の支援も行っていく。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連