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2011年03月24日

【環境】JSR 低燃費タイヤの生産力を強化

JSRは、Bangkok Synthetics Co., Ltd.(以下BST)とタイにて合弁会社を設立し、S-SBR(溶液重合スチレンブタジエンゴム)の製造プラントを新設することに合意する旨のLOI(Letter of intent  同意書)を締結した。S-SBRとは主にタイヤや工業品用途に使用される高機能合成ゴムである。

近年、環境意識の高まりやタイヤの低燃費性能の格付け制度の普及を背景に、低燃費タイヤ向けへの需要が世界的に急拡大している。現在、国内及び欧州の工場はフル稼働しており、今後も拡大が見込まれるS-SBR需要増に対応するため製造プラントの新設に至った。

新たに合弁で設立する会社では、JSRから低燃費特性に優れたS-SBRの技術ライセンスを供与し、BSTからは主原料を供給することにより、高性能のS-SBRを安定的に供給する体制を構築する。新設プラントでは年間5万トンから10万トンの生産能力を確保し、2013年6月から稼動開始の予定である。

 

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| その他の取組内容 【取り組み内容別】