<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2011年03月17日

【環境】三菱自動車 PET繊維と綿を組み合わせた内装表皮材

三菱自動車は、PET(ポリエチレンテレフタレート)素材に綿を組み合わせた内装表皮材の開発を発表した。

これまで自動車の内装表皮材には、石油由来材料であるPET繊維等が広く用いられていたが、今回開発した表皮材はPET繊維をベースに、植物由来材料として綿繊維を編み込んでいる。綿繊維は入手しやすい素材であるため幅広い車種の、自動車用シート生地、天井・トリムの表皮などへの応用が可能である。

また、植物由来材料はカーボンニュートラル(※)の考え方から、CO2排出量の削減効果が期待できる。同社がライフサイクル全体(原料採取から廃棄まで)のCO2排出量を試算したところ、従来品(PET100%)と比べ、約2割の削減を達成した。

※ カーボンニュートラル
植物を焼却するとCO2を排出するが、植物の成長過程で光合成によりCO2を吸収しているため、収支はプラスマイナスゼロになる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:11| 企業の取り組み 【機関別】