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2011年03月14日

【環境】IHI 舶用ディーゼルエンジンにおいて80%のNOx削減を実現

IHIの子会社である新潟原動機(以下NPS)は、国際海事機関(IMO)が2016年1月から施行予定のNOx3次規制(1次規制の80%のNOx削減)に対応した環境対応技術の実船試験を終えたと発表した。NPSは、2007年度から国土交通省と日本財団から助成を受け、日本舶用工業会が実施しているスーパークリーンマリンディーゼルの研究開発の一環として、NOx3次規制に対応するためのポイントである脱硝反応塔のコンパクト化等の研究を進めており、この結果を踏まえてNOx3次規制に対応した舶用SCR脱硝装置(※)の実船試験を進めてきた。

NPSは今後も、実船試験の結果を踏まえ性能、耐久性等の検討を継続するとともにNOx3次規制に対応した技術を確立するために開発を進めていき、環境対策に向けた取組みを強化していくとしている。

※ SCR脱硝装置
NOxを含む排ガスにアンモニアを混合し、触媒層を通過させ、NOxを窒素と水に分解することで無害化させる装置

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 環境配慮型輸送用機器導入【取り組み内容別】