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2011年02月24日

【知識】ヤマハ発動機とボルボ・ペンタ社 船舶用エンジンで提携

ヤマハ発動機は、スウェーデンの船舶用エンジンメーカーAB Volvo Penta(ボルボ・ペンタ)社との間で、より強固な協力関係を構築することを目指した合同ワーキングチームを設置することで合意した。

ヤマハ発動機とボルボ・ペンタ社は船外機用操船制御システムの共同開発に合意し、2010年12月1日に契約を締結した。この契約は今後ますます重要になるエレクトロニクス分野での技術的なシナジーを目指したもので、契約には資本面での提携は含まれていないが、協力関係を強化することで両社の顧客満足向上につながるものとしている。

すでに日本市場においては、ボルボ・ペンタ社製船舶用エンジンの販売協力をヤマハ発動機が行うことで合意しており、ほかの地域でも同様な協力の可能性を検討していく。さらに、北米では独立系ボートビルダーに対するマーケティング活動について協議を始めているほか、サービスや物流、補修部品などの領域に提携を広げる可能性についても検討を進める。

ボルボ・ペンタ社は約4000カ所のサービスポイントを含むディーラーネットワークを持ち、マリン業界では最大級のグローバルサービスネットワークを現在提供しており、ヤマハ発動機も180以上の国と地域でマリンビジネスを展開している。今回の技術提携において共通の通信プロトコルを採用したことで、今後診断ツールやスキルの標準化、アフターサービス分野でのシナジーの可能性が広がっている。なお、両社の合同ワーキングチームの立ち上げは2月中にも設置される予定にしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識