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2011年02月17日

【物流】USCG 国際港湾保安プログラム実施

米国沿岸警備隊(USCG)は、2011年2月7日〜2 月10 日の間、改正SOLAS 条約に基づく日本港湾の保安対策の取り組み状況について現地調査を行う「国際港湾保安プログラム」を実施した。

この「国際港湾保安プログラム」は、2 年に1度の頻度で、米国と海上交易のある全ての国を米国が訪問するもので、日本への実施は、2004年12 月、2009年2 月に続き今回で3 回目となった。今回の調査では、日米の港湾保安対策の現状について米国沿岸警備隊と国土交通省との間で意見交換した後、国土交通省港湾局の担当官が同行し、北九州港及び横浜港の2 港を訪問した。

米国沿岸警備隊調査チームからの講評は以下の通り。
● 意見交換及び現地調査を通じて、日本が高いレベルで改正SOLAS条約を履行していることが確認できた。特に、以下の点については、ベストプラクティスとして高く評価している。

・年に1 度、埠頭保安管理者が港湾保安対策推進会議に参加し、関係者で情報共有して
いること。

・各港湾施設において、保安訓練を高いレベルで確実に実施していること。

● 訪問した両港の埠頭保安管理者が、高いプロフェッショナル意識と情熱を持って港湾保安業務に取り組んでいることが感じられた。

● 米国沿岸警備隊としては、日米両国をはじめ世界の港湾保安対策の一層の向上のため、引き続き国土交通省港湾局との協力関係を強化したいと考えており、また、国際港湾保安プログラム及び国際港湾保安連絡官は、日本の港湾保安に対する各種取り組みに協力し、埠頭保安管理者をサポートする用意がある。


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投稿者:gotsuat 09:45| 国際物流