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2011年02月07日

【流通】壁などへ投写した画面上に直接書き込めるインタラクティブプロジェクター

日立コンシューマエレクトロニクスはオランダ・アムステルダムで開催されている欧州最大の映像音響機器見本市「ISE(Integrated Systems Europe) 2011」に、壁などへ投写した画面上に電子ペンで直接書き込みができる超短投写インタラクティブ(※1)プロジェクター「iPJ−AW250N」を出展した。当モデルは、欧州・米国・アジアの一部地域で2011年4月から発売を開始する。また、2011年内に日本を含めたワールドワイドでの発売を予定している。

日立コンシューマエレクトロニクスは、1980年代前半より短投写光学系の開発に取り組み、その技術をリアプロジェクションテレビや液晶プロジェクターに適用することでセット本体の小型化・設置場所の省スペース化を進めてきた。2007年11月には、独自に開発した「自由曲面レンズ・ミラー(※2)」を世界で初めてプロジェクターの投写光学系に採用した超短投写液晶プロジェクター「CP−A100」を発売し、以来、「超短投写」という新しい市場をリードしている。

「iPJ−AW250N」は2010年11月に販売を開始したモデルに「インタラクティブ(※1)機能」を搭載した。「インタラクティブ(※1)機能」とは、プロジェクターから投写した画面上で直接、付属の電子ペンを用いて文字や図形の手書き入力やパソコン操作を行ったり、書き加えた画面をパソコンに保存したりすることができる機能で、壁や黒板など投写できる平面さえあれば、導入コストを抑えながら簡単に、「インタラクティブホワイトボード(※3)」としての機能を実現できる。投写画面上で動きのあるプレゼンテーションをすることで、会議や授業などの際、聞き手の集中力を高め、理解が深まることが期待できる。


※1 インタラクティブ
双方向。コンピューターなどの機器と対話する形で操作・作業を進めていく
※2 自由曲面レンズ・ミラー
非球面光学技術に対して光学設計の自由度が5倍(当社比)となる「自由曲面光学技術」を用いたレンズおよびミラー
※3 インタラクティブホワイトボード
パソコン画面を専用のボードに投写し、指や専用ペンなどを使って直接ボード上への書き込みやパソコン操作ができるもの。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通