<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2011年01月26日

【物流】日本とシンガポール航空当局間協議結果

国交省は日本とシンガポールとの航空当局間協議の結果を公表した。同省においては、昨年10月の成田空港の発着容量の拡大に関する地元合意及び羽田空港の国際化を踏まえ、首都圏空港を含むオープンスカイの実現に向けた各国との交渉を2010年12月より開始している。今般、ASEAN諸国との交渉第1弾として、2011年1月17日〜19日にかけてシンガポールにて協議を行い、以下の通り合意した。

≪主要合意事項≫
[1]2013年夏期に予定される成田空港27万回時に、首都圏空港を含むオープンスカイを実現(二国間輸送の自由化)。

[2]2013年夏期以前においても、成田空港の段階的増便等の機会を捉え、増便の一部前倒しを可能とし、LCCの新規参入を含め、航空輸送の拡大を実現。
[3]首都圏空港以外の空港について、現在の二国間輸送の自由化に加えて、以遠地点への輸送についても相互に自由化(いわゆる「以遠権」の自由化)。あわせて、チェンジ・オブ・ゲージ(※)による弾力的な以遠運航を相互に実現。

なお、東アジア・ASEAN地域の主要国との間においては、2011年度中の合意を目指しており、次回、日本・マレーシア航空当局間協議が2011年2月22日〜24日にかけてマレーシアにて開催される予定となっている。


※ チェンジ・オブ・ゲージ
大型機材から複数の小型機材に積み替えて、機動的に以遠運航すること

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連