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2011年02月01日

【アジア】レンゴー ベトナムで段ボールメーカーの買収について

レンゴーが30%を出資するタイのタイコンテナーズ・グループ社(以下:TCG)は、ベトナムの段ボールメーカーであるアルカマックス・パッケージング社グループ3社の買収に関する契約を、現在のオーナーであるマレーシアのゴールデン・フロンティア社と締結した。

買収総額は、負債の引き受け等を含め約2500万米ドルで、これにより、ベトナムにおける生産拠点は、段ボール原紙を生産するビナクラフトペーパー社(年産22万トン)および、段ボールは、既にグループ傘下であるニューアジア・インダストリー社に加え、アルカマックス・パッケージング社(ホーチミン)、APパッケージング社(ハノイ)を合わせた3工場体制となり、ベトナムの南北主要需要地での生産供給体制が強化される。今回の買収では、このほか、ホーチミンの製函メーカーであるパカメックス社も対象としている。

アルカマックス・パッケージング社及びAPパッケージング社はそれぞれコルゲータ、製函ラインの一貫生産設備を有しており(月間生産能力は合計で約750万m2)、ニューアジア・インダストリーを加えて1450万m2の月間生産能力となる。ベトナムの段ボール市場は、2010年度は前年比9.3%拡大し、今後も年率11%程度の伸びが予測されている。レンゴーは、今回の買収を機に、ベトナム国内の段ボール原紙および段ボールの供給体制の整備といっそうの品質向上を図ると同時に、中国、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアの段ボール工場および中国・中山の製紙工場との連携をさらに強め、中国および東南アジアでの原紙から段ボールまでの一貫供給体制の強化を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア