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2011年01月24日

【知識】IIJとDGが企業向け情報共有基盤構築で連携

インターネットイニシアティブ(以下:IIJ)と、デジタルガレージ(以下:DG)は、クラウドコンピューティングの分野で事業連携した。両社は、クラウドを活用した企業内の情報共有基盤の構築支援に関して相互に協力する。

第一弾として、IIJのクラウドサービス「IIJ GIO(ジオ)サービス」上で、DGのASP型マイクロブログサービス「BirdFish」(バードフィッシュ)を展開し、両社でBirdFishを拡販する。また第二弾として、IIJが提供するクラウド型のグループウェアサービス「IIJ GIOサイボウズ ガルーンSaaS」とBirdFishを連携させた、情報共有基盤の構築ソリューションを提供開始する予定にしている。

BirdFishは、Twitter(ツイッター)に代表されるつぶやきスタイルのマイクロブログの企業向けサービスで、利用者はTwitterと同様の簡単な操作で、社内で共有したい情報を投稿し閲覧することができる。従来の電子メールやインスタントメッセンジャーなどのコミュニケーションツールと比較して、短い文章に必要な情報が集約されるほか、その情報が即時により多くの人に伝播するという特徴を持つ。さらにBirdFishはパソコンのほか携帯電話、スマートフォンでの利用にも対応しているため、いつでも、どこでも、誰でも簡単に利用できるナレッジ共有ツールとして、企業活動の活性化に寄与することが期待できる。また、利用者は管理者からの招待がないとユーザ登録ができず、容易に利用者を社内・組織内に限定できるため、企業内でのナレッジ共有に最適なセキュアなコミュニケーション基盤を提供する。

DGは、2010年10月よりBirdFishの提供を開始していますが、今後拡大する利用者に対して安定的にサービスを継続提供するため、インフラをクラウドサービス上で運用することを検討していた。また同時に、BirdFishの普及促進を目的として、BirdFishと機能連携可能なサービスを提供する、親和性の高いパートナーを求めていた。

一方IIJは、グループウェアを核として、新たな情報共有機能の追加やスマートモバイル端末での利用環境の整備など、コミュニケーション基盤全体の構築ソリューションを実現するための一環として、他社のSaaS型サービスとの機能連携を模索していた。こうした事情を背景に、両社は双方のサービスの連携によって高い相乗効果が得られると考え、今回の事業連携に至った。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:59| 知識