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2011年01月14日

【流通】DNP 住基カードの不正取得を防止する運転免許証の真贋判定システムを販売

大日本印刷(以下:DNP)とDNPの100%子会社のDNPアイディーシステムは、IC運転免許証のICのデータを読み取り、そのカードの真贋判定を行うシステム「本人確認用運転免許証読取システム」の販売を本格的に開始した。同システムは既に複数の自治体で、住民基本台帳カード(住基カード)交付時に偽変造運転免許証の不正使用防止対策として採用されている。

これまで各自治体において、住民基本台帳カードの交付申請時に本人確認を実施されてきたが、偽造した運転免許証などを使用して、住民基本台帳カードを不正に取得するケースが発生していた。このため更なる本人確認強化策として、2010年11月26日に、総務省から各自治体に対し、住民基本台帳カードを交付する際の本人確認の徹底が通知された。運転免許証については、偽造防止の強化策として2007年1月にICカード化がスタートし、2010年1月には全国47都道府県でIC運転免許証が導入されている。これにともない各自治体では、IC運転免許証に対してはICデータの読み取りによって、旧来の運転免許証に対しては券面の特徴の視認によって、真贋判定する必要があった。

今回、DNPとDNPアイディーシステムは、1台でIC運転免許証と旧来の運転免許証の真贋判定が行え、業務の効率化と精度の向上を図ることができる「本人確認用運転免許証読取システム」を開発し、販売を開始した。同システム用の読取機は、縦180×横160×高さ95mmの省スペース設計で、受付カウンターなどの狭い場所でも設置が可能で、同システムの専用アプリケーションソフトがインストールされたパソコンおよび暗証番号入力用のテンキーと接続し、その場でIC運転免許証の真贋判定を行うことができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通