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2010年12月22日

【知識】ブロードメディア デジタルシネマ事業でデジタルシネマ倶楽部と提携

ブロードメディアは、コンテンツ配信技術と映画事業の更なる発展を目指しデジタルシネマ事業を開始し、デジタルシネマ倶楽部(以下:DCC社)と業務提携する。

昨今、3D作品等の増加にともない、国内映画館のデジタルシネマ機器の導入が進んでいる。映画館は、ブロードメディアの提供するデジタルシネマ上映システムとサービスにより、これまでの35mmフイルムによる上映とは全く異なる、完全なデジタル上映を実現することが可能となる。また、既に開始しているブロードメディアの映画本編のブロードバンド配信と組み合わせることで、これまで映画館内部で独立した機材として使用されてきた映写機が、今後はブロードバンド・ネットワーク端末に進化することになる。

今後、ブロードメディアは映画館のデジタル化と同時に配給作品のデジタル化を推進する。また、デジタル化によるフイルム費用の削減と、映画館における柔軟な編成が可能になることから、ブロードバンド配信による映画以外のコンテンツの制作・配給・上映にも積極的に関与する。

なお、ブロードメディアはデジタルシネマ事業の開始にあたり、映画業界でVPF(※)事業と呼ばれるサービスを提供するDCC社と業務提携した。DCC社は、映画館に機材を設置し、映画館及び配給会社から各々サービス利用料を得るVPF事業を通じて、映画館のデジタルシネマ上映システム導入の資金負担を大幅に軽減する導入促進を行う。DCC社は、本年4月に設立され、現在、ブロードメディアを含む4株主(後述)より出資を受けております。


※ VPF (バーチャルプリントフィー)
@映画興行会社との間でDCC社が映画館にデジタルシネマ上映システムを設置し、映画館がそのシステムを利用するサービス利用料を支払うことを定めた契約、及びA映画配給会社にデジタル上映の環境を提供するとともに、映画館での上映状況の報告等を行い、映画配給会社がDCC社に上映実績に応じたサービス利用料を支払うことを定めた契約

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識