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2010年12月10日

【物流】鉄道コンテナ輸送障害対策推進委員会

中部運輸局は「平成22年度第1回鉄道コンテナ輸送障害対策推進委員会」を開催した。

同委員会は、輸送障害、緊急代行輸送の発生状況や原因について、データ不足等の理由から、現状把握と改善方策の検討が困難な状況のままであり、輸送障害対策として緊急代行輸送時の円滑な代行手段の確保が課題に挙げられ、これに対応するため、昨年度より設置された。

今年度は同局が事務局となり同委員会を開催し、鉄道貨物の大動脈である東海道本線における輸送障害発生時の緊急代行輸送能力の強化に向けた実証実験調査を実施し、鉄道モーダルシフト推進のための具体的検討を行った。

昨年度抽出された課題として、@輸送障害時の情報提供、A代行トラックの確保が挙げられており、今年度は、重点地域における実証実験を行い、課題・対応案等をフィードバックし、提案された改善方策に対する具体的な検討を行った。

輸送障害時における途中取卸代行輸送の実証実験のイメージでは、東海道線の上りは、福岡貨物ターミナルから、越谷貨物ターミナル着の貨物を対象に行い、輸送障害発生情報発令により静岡貨物駅、又は岐阜貨物駅にて途中取卸し、越谷貨物ターミナルまでトラック輸送する。また、下りでは、東京貨物ターミナルから福岡貨物ターミナル着の貨物を対象に、輸送障害発生情報発令により、静岡貨物駅、又は岐阜貨物駅にて途中取卸し、梅田駅まで代行輸送後、別列車に積載し、福岡貨物ターミナルへ輸送する。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連