<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2010年11月30日

【知識】日韓ポイントサービス連携へ

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下:CCC)は、韓国SKグループの子会社であるSK Marketing & Company Co., Ltd.(以下:SKM&C)とポイントサービス提携に向けた基本合意を締結した。

日本におけるポイント・マイレージ市場は、2008年度の発行総額が8,917億円、2009年度は1兆円を超える規模に達したと推定されている(※1)。一方、韓国の「OK Cashbag」は、2009年度の年間発行総額が3,000億ウォンとなるポイント市場を韓国内にて構築している。CCCとSKM&Cはこのような環境の下で、日本の総人口の28.3%にあたる3,608万人が会員として利用するCCCが運営する日本最大の共通ポイントサービス「Tポイント」と、韓国の総人口の67.9%にあたる3,400万人が会員として利用するSKM&Cが運営の韓国最大の共通ポイントサービス「OK Cashbag」との間で、ポイント交換によるサービス連携を行う。今後はその他の事業連携についても検討する。

日本では韓国のエンターテインメントに対する人気が拡大していることも影響し、韓国への日本人旅行者数は2009年計で前年比28.4%増の305万人(※2)となっている。一方、韓国では景気回復や訪日旅行の宣伝効果などによって、日本への韓国人旅行者数は2010年1月〜9月累計で前年同期比60.9%増の184万人(※2)となっており、日本と韓国の観光・旅行交流は拡大傾向にある。CCCは今回の取り組みにより、日本の共通ポイントサービスとしては初めて、海外でのライフシーンにおいても間接的に「Tポイント」が貯まる環境をお客様へ提供することで、今後ポイント・マイレージへの興味や関心が高い日本人および韓国人のユーザーによるポイント流通量拡大を目指す。またCCCは今後、その他の国へのポイントサービス展開も取り組む。

※1 2010年4月 野村総合研究所調べ
※2 日本政府観光局(JNTO)調べ

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識