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2010年11月19日

【環境】平成21年度 循環資源海上輸送実績 

日本内航海運組合総連合会がまとめた2009年度の循環資源海上輸送実績によると、循環資源輸送量は前年度比1.8%増の1,504万9,000トンであった。

調査を開始した2004年度との対比では、内航海運の総輸送量が約4億7,000万トンから約3億8,656万トンと約8,340万トン(約18%)減少している中で循環資源輸送量は約1,023万トンから約1,504万9,000トンと約481万9,000トン(約47%)増加し総輸送量に占める割合も2.2%から3.9%に上昇した。

循環資源の分類別では、「鉱さい類」が総輸送量の41.3%と最も多く、次いで「燃え殻・灰」の35.8%、「金属くず」の11.9%、「土砂・瓦礫」の6.2%と続いた。

循環資源の輸送には、環境負荷が小さく、安価で大量輸送が可能な海上輸送が適しており、港湾は、製鉄所やセメント工場などリサイクルに係わる産業の既存の集積がある他、比較的空間に余裕があり人口密集地からも離れていることが多いため、リサイクル産業・リサイクル施設の立地の可能性も大きい。このため、循環資源を広域的に輸送する静脈物流の拠点として港湾が大きな役割を果たすことが期待されている。

 

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投稿者:gotsuat 09:50| 廃棄物処理、3R活動 【取り組み内容別】