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2010年11月19日

【知識】石油天然ガス・金属鉱物資源機構 ウユニ塩湖リチウム資源産業化に向けて協力

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下:JOGMEC)は、ボリビア多民族国の首都ラパスにおいて、ボリビアボリビア多民族国鉱山公社(以下:COMIBOL)と、ウユニ塩湖のリチウム等の資源の産業化に向けた研究及び開発に関する覚書に署名した。

JOGMECでは官民合同ミッションを派遣して以降、ウユニ塩湖かん水からのリチウム等回収技術を住友商事や三菱商事と共同で開発し、ボリビア政府に日本の技術力を示した。また、2010年2月には、ラパスにて経済開発セミナーを開催するなど、ボリビア政府が日本に期待を示している地域開発、産業創出、人材育成についても、経済産業省を中心としてJOGMECを含む多くの機関や企業、大学等が様々な協力を積極的に進めている。こうした日本の技術力とオールジャパンでの幅広い協力によって覚書締結に至った。

今後、この覚書の締結を受けて、ボリビア側がウユニ塩湖湖畔に建設中のパイロットプラントに日本の試験機材及び技術者を導入・派遣し、試験を開始する予定にしている。JOGMECは、ウユニ塩湖リチウム等資源開発のみならず、オールジャパン体制で地域開発、産業創出、人材育成等に関する協力も積極的に行うことで、ボリビアとの互恵的関係を構築すべく、必要な役割を担っていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識