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2010年11月11日

【環境】商船三井 低摩擦型船底塗料を新造自動車船で初採用

商船三井は、新造船(※)に日本ペイントマリンの開発した低摩擦型船底塗料「LF-Sea」を採用したと発表した。

船舶の水中部分の摩擦抵抗は、船舶の全抵抗の多くの部分を占めており、その摩擦抵抗を減らすことは、船舶運行におけるCO2排出抑制の有効な手段となる。

今回採用された塗料「「LF-Sea」は、天然由来素材のヒドロゲルを利用し、塗膜表面に水を捕捉させることで、凸凹部分を減少させ滑らかにし、摩擦抵抗を少なくすることを特徴としている。これにより、従来塗料に比べ、約4%の燃費改善効果が得られると同時に、燃料となる重油使用量減少に伴うCO2排出量の削減が可能としている。

同社では更にCO2削減技術開発の一環として、現在、日本ペイント、日本ペイントマリンと共同で従来型防汚塗料と比較し約8%〜12%のCO2削減効果のある超低燃費型船底塗料の研究開発を進めている。

※ 新造船
2010年10月27日に竣工した南日本造船建造の6,400台積み自動車船
「NEPTUNE ACE」

 

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| その他の取組内容 【取り組み内容別】