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2010年11月11日

【知識】電通と平凡社、日本らしい感性を掘り起こす共同プロジェクト

電通は平凡社と共同で、古くから日本の暮らしの中で実践されてきたことや存在してきた考え方に改めて注目し、現代にも受容される新しく日本らしい「くらしかた」を広めることを目的に、コンテンツ開発から事業コンサルティングまでを手掛けるプロジェクト「うつくしいくらしかた研究所(TM)」を発足させた。

日本経済が成熟し、「質と絆」を重視した“ソーシャル消費”が活発になってきている中、“昔きもの”の特集雑誌が売れるなど日本文化への関心が高まっている。

そこで電通は、日本人が古くから日々の暮らしの中で実践してきたことや、暮らしの中にあった考え方に注目し、「自然に寄り添う」「不便や手間を厭わず、プロセスや姿勢をたいせつにする」「個人の知恵や技を高める」という暮らし方を「うつくしいくらしかた(TM)」と定義し、現代にも受容される「くらしかた」として提案するプロジェクト「うつくしいくらしかた研究所」を平凡社と共同で立ち上げた。電通が持つクリエーティブ力やコンサルティング力と、平凡社が持つ百科事典や図鑑、「別冊太陽」などのコンテンツや編集ノウハウを活かし、「うつくしいくらしかた」を提案するコンテンツの開発から、事業コンサルティングまでを手掛け、日本の知恵を改めて日本人に伝え、グローバルにも広げていくことを目指す。

また、研究所の活動内容へのディレクションやアドバイスを行なう理事に、日本人が実践してきた暮らし方やその思想を、時代に合わせた形で伝承している有識者、小澤實氏(俳人)、山口信博氏(折形デザイン研究所)、吉岡幸雄氏(染織史家)の各氏(五十音順)が就任、今後、他の有識者も参加予定。さらに、研究所のエグゼクティブ・プロデューサーを、近衞忠大氏(日本文化総合プロデューサー)が務める。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識