2010年11月10日
【知識】ビルコムと上海億目広告有限公司が経営統合
デジタルエージェンシーのビルコムは、中国のインタラクティブエージェンシー上海億目広告有限公司と、２０１１年４月を目処に経営統合することで合意し、業務提携契約書および基本合意書を締結した。
日本企業における中国市場進出が本格化しているものの、中国国内におけるブランド戦略やマーケティング戦略が奏功している企業は多くない。その原因は、中国の文化や、消費者の価値観、メディア環境が日本と大きく異なるからだと言われている。特に中国国内は、インターネット総利用者数が２０１０年４月に４億４百万人に達し、世界一のインターネットユーザー数を誇る一方で、ソーシャルメディアやインターネットメディアの構造は日本と大きく異なり、日本企業の中国進出に際しても、こうした独自のメディア環境を熟知しておく必要がある。
ビルコムと上海億目広告有限公司は、このような共通認識のもと、両社が日本と中国で培ってきたデジタルマーケティングの強みを１つの企業として統合することで、グローバルでありながらもローカルに根付いた高品質のデジタルソリューションを提供できることになる。
両社は経営統合当初は日本企業を対象とし、将来的には中国企業、欧米企業にもデジタルソリューションを提供することで、アジアのハブとなるデジタルエージェンシー（※）を目指す。
※デジタルエージェンシー
デジタル化する全てのコミュニケーションチャネルを扱い、定量・定性情報に基づく総合的なコミュニケーションサービスを提供することで、顧客のマーケティングＲＯＩ（費用対効果）を最大化する企業
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:35| 知識
