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2010年11月08日

【アジア】信越化学 中国で光ファイバー用材料の合弁会社を設立

信越化学工業は、Jiangsu Fasten Hongsheng Group Co., Ltd.(以下:Fasten社)およびTKH Group N.V.(以下:TKH社)との3社合弁で、中国江蘇省において光ファイバー用プリフォームの現地生産を行うことを決定した。

現地生産にあたり、光ファイバー用プリフォームの製造・販売を手がける合弁会社を設立する。合弁会社の資本比率は、信越化学工業が75%、Fasten社, TKH社がそれぞれ12.5%。資本金は40億円で、2011年の後半に工場の稼動開始を予定している。工場の立地場所は上海より北西に約150km離れた江蘇省江陰市にある工業団地で、用地面積は13.5万平方m。

中国では、社会基盤の整備の進展に伴う通信データ量の増加により、光ファイバーの需要が大きく拡大しており、今後も市場の堅調な伸びが期待されている。このたびの合弁会社設立に関する3社の合意は、中国向けの光ファイバー用プリフォームの販売強化に取り組んでいる信越化学工業と、光ファイバーおよび光ケーブルの生産・販売を拡大したいFasten社 およびTKH社との意向が一致したもの。これまで信越化学工業では、中国向けの光ファイバー用プリフォームを日本からの輸出によって供給してきた。今回、両社との合弁会社設立により、需要地に直結した生産体制を構築することで、世界市場の中で最も旺盛な中国市場の需要を取り込み、プリフォーム事業の拡大を図る。中国における光ファイバーの市場規模は、昨年において世界市場のおよそ半分を占めており、今後も世界市場のけん引役として成長が見込まれている。今後も市場の拡大に応じた事業展開を積極的に推進する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア